今年も熱い夏期講習会が無事終わりました!今年はハプニングの連続で、スタートで気を付けていたのについに私(いなどん)がコロナにかかってしまって、夏期講習会のスタートが遅れてしまうという出だしになってしまいました。コロナにかかる前日に、夜中12時近くまで中3生のご両親と生徒さんと面談をして、熱い夏にするぞ‼と誓い合ったところでズッコケる・・という展開から始まってしまい本当に申し訳ない限りでした。(生徒さんやご両親にうつってなくてそれだけが不幸中の幸いでした。)
この夏を通して痛感したことは、「成績を上げる鍵は、やっぱり・・!?」 ですね。
上述で面談したMさんですが、夏前の学習の姿勢に対して大きな問題を感じていたのですが、それが数学という教科に対してだけでなく、苦手な教科についてはどうしても逃げるクセがついてしまっていたこと・・
「後回し」「考えない=すぐ解説を求める」「ムスッとして固まる作戦」等、苦手な教科に取り組むとき、ついついそういう姿勢が全面的に出ていたのがとても気になっていました。当然、ご両親もその姿勢に気付いておられて心配されてたわけですね。で、炎の面談です。
今回は、その問題点についてど直球で思っていることを本人に話してみました。(ど直球で話しても、こちらの真意をちゃんとわかってくれて自分が抱えている問題点を乗り越えてくれると信じていたので)
初めは、突っ伏していましたが、どこからともなく流れてくるロッキーのテーマ曲につられて、段々笑顔とやる気に満ちた何ともいえない表情に!
そんな面談をしてからの夏期講習は、本当にあっという間でしたが、Mさんの中で大きな変化をもたらす夏となりました!25日間の夏期講習を通して、これまでの心配させる姿勢は何だったの?と思わせる変身ぶりで勉強に打ち込んでくれました。
分からないという問題に対峙しても、逃げない・ちゃんと考える・習ったことをちゃんと実践してみる・解説ではなくヒントをもらってまた自分で考えてみる・自力で解き切ったときのガッツポーズ・・「苦手な教科で大変な思いをするからこそ、頑張ってできた時は、単に解説を聞いて出来たときよりはるかに嬉しさが増すのだ!そして、その喜びがさらに勉強しようという気持ちにさせてくれるのだ!」ということに、ようやく気付いた様子でした。
もちろん、本人的には苦手だった教科を逃げずに ずっと取り組むわけですから、しんどい思いもどんどん膨れ上がったはずなのですが、そんな中、講習の最後のほうで、一言私にポロッとつぶやいてくれたんです。「数学が楽しい・・」と。
何度もMさんには色んな意味で泣かされてきましたが、これほど泣かされたことはないですね。(やりましたよ、お父さんお母さん‼Mちゃんから「数学楽しい」いただきました!)
まだ受験が終わったわけでもなく、むしろここからさらに正念場を迎えていきますが、この夏の経験は今後のMさんの長い長い生涯学習の大切な宝になっていくと確信しています。テストの結果にこの姿勢が反映されたわけではないですが、明らかに勉強に対する考え方や取り組み方が変わって、自力がついてきているのがわかるので、成績を上げる鍵は「何を学ぶか」より、「どう学ぶか」が最も重要だということをMさんを通して私自身も改めて感じました。
しんどいと思う時こそ、「大変」と書いて「大きく変わる!」を合言葉に、いい勉強をしている証拠なのだと自分自身を鼓舞し、最後まで第一志望校を目指してレボリューションしていきましょう!
PS.
今回はMさんに特化した記事となりましたが、咲花の夏は紹介しきれないほど多くの熱いドラマ・エピソードだらけの夏期講習となりました。たくさんの子どもたちの成長ぶりが間近で見られて本当に楽しい(大変な)夏でした。後期もガッツリ熱い指導をしてまいりますので、皆バシバシ成績を伸ばしていきましょう!
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