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  • 執筆者の写真Masato Inami

ノートのあれこれ


ノートの使い方は、結構細かく指導してあげないといけないところがあります。

小学4年生くらいまでは、教科書や問題集に直接書き込みOKでもいいのですが、小学5年生以上になると、そろそろノートの出番かと・・


小学生の算数は、理系科目のすべての基礎!算数で、もっとも重要なのが「如何に整理をするか」という整理術を身につけることなので、ノートやスペースの使い方は、意識させたいところです。ノートのおすすめは、6mm方眼のもので、線を引いたり、式を書くときに補助的な線が見えるものがいいですね。


そして、塾では学校の先生の教えと異なることを指導することになります。それは、図形を書くときに「定規を使わない」こと。よく学校では、図形を書くときは必ず定規を使うように教えられると思います。確かに、始めのうちは定規を使わないとうまく図形を書けず、自分で書いた図形をもとに整理していくには程遠い図形が完成してしまいます。


しかし、定規を使わずに図形を書く練習には、様々な効果があります。

まず定規を使わないときれいな図形が書けないというのは、図形の特徴を理解できていない可能性があるということ。図形の性質について改めて学べるチャンスになります。

他には、いざ入試といういずれやってくるであろう勝負の試験や、中学校の定期テストの際でも、フリーハンドで図形を書き慣れていると、問題を解く時間の節約ができ実践的です。

さらに、図形をフリーハンドで描くクセがついていると、図形の感覚が身に付き、理解度が抜群にあがっていきます。定規からフリーハンドへ・・自転車の補助輪を外すようなイメージです。


またスペースの使い方も、とても大事です。最終的には真っ白の紙(コピー用紙や裏紙)などを使ってスペースの使い方も練習していきたいところですが、まずはノートでどのスペースに何を整理するかをルール化していきましょう。どの位置に線分図・図形を書き、どの位置に式をたて、どこに計算スペースを確保すると良いかは、実は決まっています。(詳しい配置などはここでは割愛いたします。)



授業の板書用と、実際に問題を解く用でもスペースの使い方は変わってきます。

板書用と、問題を解く用でノートと裏紙に分けてもいいかもしれません。板書用には、授業で習った新しい解法や公式をまとめるようにして、実践的な問題演習は豪快に書くクセを付けるように裏紙やコピー用紙を使ってスペースの使い方を実践的に学んでいくことができれば、算数や数学に必要な「手を動かしながら考える」近道になると思います。


最後に、中学生の子たちは、課題ノートの作成・・これが、また大変ですね。これは、自身の勉強のためという要素はもちろんですが、学校の先生に見てもらうことも意識しないといけないので、如何に工夫して「きれいに見やすくわかりやすく」を実現するかを考えなければいけない。一番やっちゃいけないのが、答えだけ書いて、赤で丸付けし、間違えた問題や分からなかった問題の答えをただ解答から丸写しするだけのノート(や課題ワーク)・・

これらは一番先生たちも見飽きてますからね。「あ~○○くん(ブルータス)、お前もか・・」ぐらいにしか思われません。パッと見開いたとき、1秒で「あっ!」と思わせるノートの工夫が鍵です。



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