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  • 執筆者の写真Masato Inami

授業・演習・質問、そして復習・・・


授業・演習・質問・復習のバランスはとても大事です。どんなに授業をしても、それだけでは成績は上がりません。そもそも授業を聞くだけでは勉強していることにはほとんどならない。


大前提として、成績が伸びる、勉強がどんどんできるようになるには、「自分ができない問題をできるようにする」ことを意識できるかどうか。これをどれだけ意識内に留められるかどうか・・これが最も重要なんです。当たり前のようで、案外これが難しい!


「何ページやったよー。」とか、「何時間やったよー。」とよく口にする子は、勉強の本質的なところから少しズレた意識を持ってしまっている気がします。「〇〇ができるようになったよー。」とか、「〇〇を覚えたよー。」のほうが、はるかに大事。


勉強とは自分が解けない問題や分からない問題を解決したり、知らなかったことを覚えていったりすることです。


ただ授業を聞くだけとか、ただ問題を解くだけではほとんど勉強していないのと同じ。そして、多くの子どもたちはよく勘違いしてしまっているのですが、ただ「授業を受けたとか、何ページ問題集を進めた」ことで勉強を終了してしまうことが多い。


授業を聞くことにより、0だった知識が1~2になるということには意味があります。そして、その知識をもとに問題集を演習する。ここで、よくあるパターンが「はい、宿題で指定されたページ終わり!」とそそくさと机を離れること。解放感に満ち溢れて、「終わったー!!」的なやつですね。この解放感とともに、その瞬間にほとんどのことを忘れていってしまいます。


本当に勉強ができるようになりたいと思うなら、むしろそこからでしょ・・と思うのは親や先生の立場なら言いたくなりますよね。


問題を解いたら、答え合わせ。ここまではまだ勉強じゃない。答え合わせをして、現在できる問題とできない問題の仕分けをしただけに過ぎず、ここからできない問題や分からない問題をどう解決していくかが本当の勉強の始まりじゃない!?っと思うのですが、多くの子は、指定された問題までをこなすことに重きを置いていて、自分が何ができて、何が出来ず、何を出来るようになっていかなくてはならないかに意識が回らない。


できるようになりたいという前提があれば、答え合わせをして一生懸命解説を見、なんとか理解しよう、できるようにしようという行動が生まれます。それでも分からない場合は、次の手段として先生や友達に質問する。こういう流れが出来てくると、理解度は、3~6・7くらいまですすむでしょう。


そして、忘れないうちにではなく、忘れるころに(適正な時期に)復習することができるかどうか!コツは考えなくてもいいまで、感覚にまで落とし込む意識を持てるかどうか。だから、難問に挑戦というより、何とか頑張って解けるという問題こそが実は一番成績が伸びやすい、自学習をするうえで最もターゲットとするべき問題と捉えてほしいです。何とか頑張ってを、難なく解けるようにすること。そして、手も足もでないような問題は、なるべく早いうちに先生や友達に聞く!(手も足も出ない問題は、子ども達のレベルが上がってないと、ワクワクする問題ではなく、やる気を失わせる問題になることが多いから)

自分のレベル相応の問題(頑張れば何とか解ける問題)を感覚で解けるまで落とし込む習慣がついたら理解度も8~10へと昇華し、時間が経っても忘れなくなる。そういう強い知識が蓄積していくと、当然テストの結果にも反映されはじめ、それがさらに勉強へのモチベーションにつながり、良循環をうんでいく。


成績を本気であげようと思ったら、現在の自分のレベルやモチベーションはどんな状態かを理解し、「授業を受ける・演習する・質問する」のバランスをうまくとっていくことが大切です。

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