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  • 執筆者の写真Masato Inami

必笑こそ必勝!


子どもたちの中には、「どうして勉強しなくちゃいけないの?」とか、「こんなの勉強しても将来使わないじゃん!」と口にする子がいます。たしかに、この難問に答えを導くのはなかなか難しいことです。

勉強が苦手とか、嫌いだ、やりたくない という子が、「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と、質問してきたら、どう答えるのがベストか・・いつも悩んでしまいます。が、勉強を教える立場の人間として、「勉強って楽しいのよ。」をきちんと伝えきれることを目標としています。

大抵、こういうと「そんなことあるわけない!勉強が好きな人なんていないでしょ!?」と返ってきます。しかし、実際 咲花に通ってくれている日数が長い子たちの多くは、数学を楽しそうに解いています。それこそ、キャーキャーいいながら・・です。受験生が「息抜きに数学やります。」とか、「(問題が)解けないけど、もうちょっと自分で考えたい!解説しないで!!」とかが、むしろ当たり前の光景になっています。

「得意だから好きなんじゃない?」と反論も返ってきそうですが、かつて数学が大嫌いだった子も、「数学って楽しい。」とよく言ってくれるようになります。はじめの出来・不出来は関係ありません。

勉強って、間違えることや分からないということも含めて楽しめるようになると、自然と自発的にやり始めるものです。受験のためだとか、将来役に立つからとかじゃなく、純粋に勉強そのものの楽しさに気がついたとき、それ(勉強)は「強制されてやるものではない。」ということにも気がついてくれます。

では、どうやって「勉強の楽しさ」を知ってもらうのか?段階が色々とありますので、入口だけ紹介すると(その子の学習段階にもよりが)、まずは大抵の子は「FUNNY」のおもしろいから入ります。

例えば、実際にあった話なのですが、小学生の男の子が、電車の時速を求める問題で、(誤答)時速2400km という回答を出したとします。このような回答が出たときは、チャンスです!誤答を笑いに変えて、一緒に楽しみます。(決してバカにしたりするのではなく、且つ叱るなんてもってのほか)間違えたときに「必笑」こそ、最高の「必勝」学習法だと考えています。

【昨年の実際にあった授業の一幕】速さを求める問題のときの誤答より:

いなどん「時速2400kmって、ロシアの戦闘機の速さ以上だよ!音速もぶっちぎりで超えてるよ!そんな電車が普通に走ってたら・・怖!」

男の子「げ!確かに!!そんな速いの!?すげーっ(笑)」と、一緒になって誤答を楽しみ、徐々に正答への路線に誘導してあげて、最後は本人がちゃんと考えバシッと正答を決めてもらう! こういう積み重ねが、間違えることを楽しんだり、間違いを修正することを苦にせず積極的にやってくれたりと、次のステップにつながる自主的な勉強をする姿勢を生んでくれるのです。次の段階は、「INTEREST」のおもしろいなのですが、そのお話は割愛させていただきます。


部活動でも、例えば野球部が試合をしようと思ったら、練習して走り方からバットの振り方、ボールの投げ方、ボールの捕球体勢とかありとあらゆる練習をしないと試合までたどり着けません。その下積み練習なんて誰も楽しくないわけです。でも、そういう下積み練習をしっかりした後にたどり着いた試合はとても楽しくなります。それと勉強のプロセスはとても似ています。


下積み・基礎練習は面白くありませんが、その先にある試合はとても楽しいです。しかもレベルが上がればあがるほど、高度な試合は楽しくなります。どうせ勉強するなら、そういう「楽しくなる勉強」を伝えていきたいと思っています。そのうえで、どうして勉強しなくてはいけないのか?どうして勉強するのか?その答えは、一人一人にきちんと答えが用意されているものと信じています。




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